読書感想文 第14段。

《おおかみこどもの雨と雪》 細田守

こちらの著者も今、大人気ですね☆

読み時間は大体1~2時間程度で読めました♪

大きい字と改行が多いので

読みやすく展開も早い内容です。

【一人の普通の女学生が恋に落ちる。

その相手が狼男だと告白。

だけど、その女学生は受け入れます。】

実際、狼男が恋人と知って果たしてそんな平常でいられるだろうか??

恐怖は無いのだろうか??

多分、自分なら逃げ出してしまうかもしれない。

そして考えてから

「それでも一緒にいたい。」と思うかもしれない。

☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆

その後、女学生が自分の小さなアパートで

産院の医師にも、助産婦にも頼まず自分達だけで出産する。

ものすごい不安だと思う。

だって医師に通っていたって初めてのお産って

未知で不安じゃ有りませんか?

もちろん生まれてきた子供の事を思うと楽しい気分になるけど

この場合、人間として生まれるか狼として生まれるか

根本的な所から未知ですからね。

近所の方たちにクレームを受けつづけている時は

見つかってしまうんでは?とヒヤヒヤ。

見つかったらどうなるんだろう??

もちろんこのままでは見つかると思い引っ越すんですが

始めはこんな山でどう生活するんだろう?と思いました。

でも、口は悪くても本当はとっても親切な近所の方々。

最高に幸福な時間となります。

そして雪は最高の理解者を得る。

父と同じように。

ホッとしました。

理解者が誰もいないのと一人いるのでは

大きく違う気がしました。

秘密って苦しい場合が多いですよね。

私も最近、理解者がいてくれて

話を聞いてくれて本当に心が救われているんです。

やる気も出てきます!!

不思議です。

生きる気力とか仕事の存続がイヤで辛くてどうしようもなくて・・・

暗~くなっていましたが(周りには気付かれないように振舞います。)

だから、苦しいんです。

それが理解者を得た途端に活力がみなぎり

頭が冴え始めます。

次にどうすれば良いか考え始めるんですね。

全然関係ない息子の幼稚園の役員ですら

今までは億劫、自分だけ馴染めなくて「早く帰りたい」と

思いながら作業していました。

それですら私のオーラが変わったのでしょうか?

自然と他のママ達の輪に入る事が出来て

役員会が楽しいとすら思えたんです。

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しかし、雨の選択には正直、驚きました。

また、成長にも。

そして、母親としての子離れ。

なかなか真似できない。

本当は子供の成長を本当に望むなら

これ位の覚悟は無いといけないのかもしれない。

ニュースで「最近の子供は・・・・・」などと言われますが

本当はその親世代、私達世代が過保護すぎて

子供をダメにしてしまっているんではないかと考えさせられます。

周りの親達を見てると、少数ではありますが

ビックリする位、過保護な方がいらっしゃいます。

子供同士で遊ばせないとか。

理由は、何かトラブルになった時、自分の子が悪くならない様にする為だそうです。

絶対、親付き。

だけど、それだと相手の親もいないといけなくなるんです。

段々、子供の世界も出来るわけですから

子供達も、そして親たちもその子とは疎遠になりますよネ。

だけど時々思います。

この子は自分だけで行動できなくて大人になったらどうするんだろう・・・と。

大方、親が先に旅立つ訳ですから

強く優しく生きていける術をしっかり教えておいてあげたいと思いますね。

母親である花も覚悟があったはずだけど

いざとなるとやはり・・・と漏らしています。

こうやっていくつもの葛藤を乗り越えて

花は子供達の選んだ道を歩かせてやります。

そして、最後に言います。

【ときおり耳を澄ますと、狼の遠吠えが、遠くの山から

風に乗って、かすかに聞こえる事がある。

それで、十分だ。】

ここに親の愛が凝縮されているような暖かさを感じました。

ただ一つ、疑問なのが

狼は絶滅したって設定なんだけど雨が狼として生きたら

絶滅してないし

花がこれから出産したら

狼族、増えるよね?

それも何だか夢が有っていいよね♪

実際の地球で絶滅種もどこか人間の知らない世界で

生きてくれていたらどんなに素晴らしいだろうって思う☆



長々と御付き合いくださいましてありがとう御座いました。

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